職業安定行政の運営については、日頃から格別の御理解と御協力をいただき、厚くお礼を申し上げます。
さて、本年4月1日より、雇用分野における障害者差別禁止及び合理的配慮の提供義務等を規定した、
障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律が施行されました。
厚生労働省としては、これらの着実な実施に引き続き取り組んでまいる所存です。
改正障害者雇用促進法の施行を受け、先般、「障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止・合理的配慮に関するQ&A」の第二版を
作成・公表いたしました。
Q&A第二版では、新たに、
・ プライバシーに配慮した障害の具体的な確認方法の手順や、
・ 紛争の解決に関する手順や仕組みのほか、
・ 求人募集要件として、単に「心身ともに健全(健康)な方を募集」というよ
うな表現を使用することは、障害や難病のある方が一律に排除されているか
のような印象を求職者などに与えるおそれもあること等の事項を追記しておりますので
傘下各企業への周知等に御協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、本年2月には、採用基準等の点検を含め、応募者の適性と能力に基づく
公正な採用選考の確保が図られるよう、貴団体における傘下各企業等に対する
周知・徹底に関する御配慮についてお願いをさせていただいたところ、
上記の障害者雇用促進法の施行と併せて、改めてこれら諸施策の趣旨を御理解の上、
更なる採用基準等の点検を含め就職の機会均等に向けた取組が一層推進されますよう、
格段のご配慮を賜りますことをお願い申し上げます。
「障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止・合理的配慮に関するQ&A」の第二版については、下記アドレスをご確認ください。
「障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止・合理的配慮に関するQ&A」の第二版
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